トリッチトラッチ・ポルカ

筑紫野市吹奏楽団

2008年11月12日 21:36

来月のファミリーコンサート2008で演奏する曲の中から「トリッチトラッチ・ポルカ」をご紹介します。

まずポルカについて簡単に説明しましょう。
ポルカとは2拍子の速いリズムが特徴の舞曲で、チェコの民族舞曲がその起こり言われています。
2拍子の曲と言えばマーチを思い浮かべる方がいるかも知れませんが、マーチは行進曲なので曲調はポルカとは全く違います。

さてこの「トリッチトラッチ・ポルカ」の「トリッチトラッチ」何なのでしょう?
ドイツ語で「女性のおしゃべり」と解釈されるようです。
確かに賑やかで軽快な曲調は女性が楽しくおしゃべりをしてる様子を思い浮かべることができます。
元々は合唱付きの曲だったそうです。

日本では運動会でよく流れる曲なので、題名を知らない方でも曲を聴けば「この曲かぁ」と思う方も多いことでしょう。

この「トリッチトラッチ・ポルカ」を作曲したのがヨハン・シュトラウス2世。
オーストリアのウィーンで活躍した作曲家です。
「ワルツ王」と呼ばれているシュトラウス2世は父であるシュトラウス1世も有名な作曲家でワルツやポルカを中心に作曲をしていましたが、シュトラウス2世は父を超え正真正銘の「ワルツ王」として世界に名を馳せたのです。

シュトラウス2世は「美しく青きドナウ」や「ウィーンの森の物語」などのワルツ、「ピツィカート・ポルカ」や「雷鳴と稲妻」などのポルカ、そのほかにも様々な作品を世に送り出し私たちにも耳に馴染みやすい曲を数多く手がけています。

この「トリッチトラッチ・ポルカ」、気になった方は是非筑紫野市吹奏楽団ファミリーコンサート2008へ足をお運びください。

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